onemli〜イシイ家の生活哲学

自然なワインのソムリエとコミュニケーションセラピストが大切にする親子と生活の育み方

えいたろうのたからさがし

今まであまり「アイス」という物体に接触しないで済んでいた瑛太

2歳を過ぎ、だんだん知恵がつくと同時に、我が家の冷蔵庫の一番下の引き出しが

 

「冷凍庫」=ひんやり〜

ということがわかり

 

さらに、その中から「アイス」なるものを発見した。

 

本来冷蔵庫や冷凍庫の中の温度帯のものを「お腹に入れる」ということはあまりしたくないなー。というのが本音で、お水なども冷やさずにそのまま飲みますが、保存という機能から使っている冷蔵庫に、ちょこっと大人の都合のものも多々あるわけです。だんだんとそれらの常備はなくなってはいるものの、まだまだです。笑

 

その輩は「ハーゲンダッツ

 

ハーゲンダッツに接触後からは

何か一つことが終わると、冷蔵庫の前にやってきて、その物体を取り出し

「アイシュー??」と私に持ってきていた(あ!瑛太郎アイス出しちゃったよ。の言葉からアイスは覚えてしまうという・・・汗)

そのうち、先にスプーンを引き出しから出してアイスを出し「両方手渡す」というkたちに変化。

さらに、だんだんと回数が増え、一回にスプーン1さじから2さじでしまわれてしまうアイスを、なるべく食べようとする意気込みが見え隠れしてきた。

 

なので・・・

 

今はパーティーアソートピノを用意(もともと滅多にアイス食べないので、ちょこっとだけ用意するにピノの小包装を選択)

 

そして、空箱を冷凍庫内に入れ、本体はスーパーの袋に入れ、わかりにくい状態で隠しています。

 

そして彼の見ていないところで、「たまに」その空箱に「一つ、または二つ」をこっそりと入れることにしています。

 

たまーに開けて「あった!!」という経験をすることで、「ない時」と「ある時」をその空箱で経験する。それはピノの箱に意識を集中するための工夫になります。

彼は冷凍庫を開けるとその「ピノの箱」に集中し、それ以外のところを探すという行為にはまだならない知性の段階なので。

 

彼の知性の段階は、自然界の中で暮らしていたとすると

親の手の届くところから若干離れ、何かあってもすぐに帰ってこられる距離感(またはこちらが何かありそうな時にすぐに行ける距離感)を、自由に歩き回りものを探す。という段階にあります。

なので、今の家の中での興味の範囲は

地面(自分の目の届く部分、探せる部分)から高さ120センチ(ソファーに乗って、立ったままものを物色できる程度)が行動範囲。

その範囲内にて、できるだけ、興味を引くものを手にとっていいような環境にしています。

逆に言えば、その中に今は危険なものはありませんが、

興味のないものの中に置いてみたり、ちょっと苦戦して出してみないと出せないような場所にも興味の引くものを置いてみたり。そんな宝探しを取り入れています。

 

どんなものに集中するのかを観察するのはとても楽しいし、次の知恵比べのネタ探しをこの中からするのですが・・・

 

先日はそろそろおやつかな?の時間帯で、遊んでいるおもちゃのちょっと先に、「ご飯(この時はおにぎりでしたが)」の写真の乗っている雑誌をパラっとめくった状態でさりげなく置いてみました。

いつもなら「鳩(うちでは鳩サブレのこと)〜」と言いそうな時間に

「あふん!!(ご飯のこと)」とモーレツアタックをしてきました。

 

お腹がすくイコール何に結びつけるのか?

が、今はまだイメージで出てくるのではなくて、目に見えたなら、それから連想できるものに移行しやすい。という知性の段階です。

なので、この時間に「お菓子」じゃない選択を「宝探しの中から見つけてくれた」ことで、「ご飯」にできたのは面白かったです。

 

そいういう観察から、瑛太郎に「まずはストレスのない状態で」色々なものと触れ合えるようにしてみると、

いかに普段の生活の中で「そのきっかけを生むサインとなる情報がある」かがわかります。

特に3歳までの間、見つけたものをゲットする喜び。という図式をたくさん取り入れたい段階に、

できたら、(できるだけ)大人の社会の都合からできた「面白そうなもの」よりも体が欲しているものをストレートに見せることで、本能的な必要性の強化が図れるのであれば、今はそうしてみたいなーと思っています。